インプラント用語2

インターナルとエクスターナル

インプラントは骨の中に植えるインプラント体(フィクスチャー)と呼ばれる部分と上部構造、そしてこれら2つを接続して固定するアバットメントから成ります。

アバットメントの水平的な接続の分類は前の記事(インプラント用語)に載せましたが、今回は垂直的な接続の分類についてです。

垂直的な接続には①エクスターナルコネクション、②インターナルコネクションがあります。

①エクスターナルコネクション
インプラントのプラットフォーム部に凸面として形成されたアバットメント回転防止構造による接続のこと。
初の実用インプラントであるブローネマルク・システムがエクスターナルコネクションであり、多くのインプラント・システムがブローネマルク・システムを模倣して作られたため、レギュラー・プラットフォーム直径4.1mmは各システムで互換性がある。

②インターナルコネクション
インプラントのプラットフォーム部に凹面として形成された、アバットメント回転防止構造による接続のこと。
内側3角(トライチャンネル・コネクションなど)や、内側4角(クロスフィット・コネクション)、内側6角(インターナル・ヘックス)、内側12角(サーテン・クイックシート・コネクション)に分類される。
アバットメントの接続が容易で、弱い力でも十分連結できるので、最近ではエクスターナルコネクションのインプラントよりもシェアが多い。
インターナルコネクションはメーカーが異なれば互換性がない。