院長紹介

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医療法人冨森会 冨森歯科医院 院長の冨森 伸一郎です。

私は奈良県奈良市で生まれ育ち、神功小学校、平城西中学校と地元の公立に通いました。当時は勉強せず、バスケットボールばかりをしていました。

 

高校は大阪の清風高校普通科に入学しました。また、部活はボート(漕艇)部に入部しました。このボートがとてもハードで、高校へは部活をしに行き、家に帰っては寝るの3年間を過ごしました。お陰様で、3年生では主将としてインターハイや国体に出場することができました。

⑤-1高校からはボート部でした

勉強をしなかった為、高校卒業と同時に予備校に入学する事となりました。予備校では部活の代わりに毎日勉強を繰り返し、志望校の大阪市立大学理学部化学科に入学しました。化学が好きでもう少し高度な事を学びたいと考えた為です。大阪市立大学機能化学研究室での卒業論文は  “シトクロムCを標的タンパクとするポルフィリン骨格を用いたレセプターの研究と開発”  でした。厳しい研究室でしたが、研究を通じて物事の考え方や取り組み方を学ばせていただきました。また、大学では懲りずにボート部に入部し、4年間ずっと練習の為に早朝4時半起きの合宿所生活を行いました。

大学3回生の頃、歯科医師という職業に興味を持ち始めました。歯科医師の母の仕事を見たり、歯科に関する内容の会話を繰り返すことで、母の熱意を感じたのだと思います。研究も非常に充実していましたが、医療職は患者さんと直接関わることができ、主訴を取り除く事で喜んで頂ける。特に歯科は、目に見えて回復を実感できると思いました。平均寿命が長くなっている昨今、健康寿命をのばしQOL(quality of life)を向上させる事が社会にとって必要な事ではないかと強く思います。

歯科医師になる為には、歯学部を卒業し歯科医師国家試験に合格しなければなりません。私は人生の岐路に立ちました。ボートを漕ぎながら、研究しながら、受験勉強をがむしゃらにするしかありませんでした。

勉強のかいがあり、国立大学法人 大阪大学歯学部歯学科に大阪市立大学卒業後に入学する事が出来ました。

また練習の甲斐があり、目標であった全日本選手権で3位になることができました。

⑦全日本選手権で入賞しました

大阪大学では、歯科についての様々なことを学びました。6回生の病院実習で口腔外科の手術を見学し、今まで知らなかった世界を知りました。歯科医師は歯の治療だけでなく、口腔内の様々な病気を治療することができます。口腔外科では口腔癌、顎骨の腫瘍、骨折などの外傷、困難な埋伏歯の抜歯、外科矯正手術 etc… 入院し手術を要する治療を行います。私は、歯科医師としての可能性を広げるために卒業後は口腔外科に進もうと考えるようになりました。

⑨-2そんなこんなで大学卒業

国家試験に合格後、研修先に選んだのは滋賀県立成人病センター口腔外科でした。口腔外科 津田部長の元で外科処置全般はもちろん、医療人としての心構えを学ばせていただきました。成人病センターでは、全身疾患の管理や薬剤について、外科や内科など歯科以外の科の勉強、入院患者さんの管理、救急患者さんへの対応など様々な経験をさせていただく事が出来ました。また、頭頸部口腔内の良性腫瘍・悪性腫瘍・外傷・嚢胞・抜歯・インプラントなど沢山の外科処置を行いました。

滋賀県立成人病センター口腔外科では4年間お世話になり、また大阪大学歯学部付属病院第2口腔外科で医員として働かせていただきました。様々な手術を行いながら、研修医の指導にもあたりました。この間に、縁あって日本歯周病学会 指導医の高山真一先生の医院で勉強させていただくことができました。

⑮社会人になれました

歯周病は歯の喪失の大きな原因となる疾患です。ひとたび重症化し骨が溶けてしまうと完治することが難しい難しい病気でもあります。

私は健康寿命を長くするうえで、歯周病の予防・管理・治療はとても重要なファクターだと考えます。歯周病治療にかかわる歯科医師・歯科衛生士は正しい知識と技術が必須です。当院では、定期的に外部から講師をお招きし、院内での勉強会を行い常に知識のアップデートを行うように心がけております。またスタッフだけではなく私自身も、常に歯科医師として学ばなければならないと考えており、週末は様々な勉強会に参加しております。我々医療人は、学び続けることが結果として患者さんの為となり、社会に貢献することとなると考えます。

2017年には日本口腔外科学会の認定医を取得しました。

認定医

私の反省や考えについて書きだすときりがなく、この辺りでいったん終わらせていただきます。

スタッフ達と力を合わせてより良い治療を行っていきたいと思います。

集合写真

長文失礼いたしました。

医療法人冨森会冨森歯科医院  冨森 伸一郎